私の音楽とチャンティングのストーリー、、、
私の音楽とチャンティングのストーリー、、、
私はローン(Lorne)という名の、漁村であり観光地である小さくて美しい村で、協力的な家族とコミュニティーの中で生まれ育ちました。
20歳いなって、私は大学の音楽課を辞めてしまいました。自分にとっての音楽とは、もっと別の形にあると感じたからです。しかし、その時はそれが何なのかまだ分かりませんでした。ただ、その為に自分自身が準備できていない事だけは分かっていました。私は、自分の心に従い、世界へ、探求の旅に出ました。
東南アジアへの旅は、閉ざされていたそれまでの私の生活には無かった様々なものにの気付かせてくれました。東洋の思想に初めて出会った時の事をよく覚えています。
マレーシア、ペナンの本屋にて。壁一面の本の中で、小さな本が一冊だけが少しとび出していたのです。私はその本を取り出しました。気付けば、私はその本の序文を読んでいるだけで大泣きしていたのです。それはゾクチェン(Dzogchen)というチベットの教えの本でした。
ゾクチェンとは、人の根源的で自然な意識の状態の事です。我々の究極の自然の姿は純粋であり、全てを包み込み、時空を超えた意識だ、とこの本は説明していました。その本の中で、ゾクチェンの師は、人の真の自然な姿とは鏡のようなものだと言っています。その鏡は完全に開放されて全てをありのままに映し出すが、映し出されたものに反応し、左右される事はありません。これらの言葉を読む事で、私の中にいつもあった深い意識が初めて浮かび上がったのです。思春期に入った頃以来初めて、私はこの世界で一人きりではなかったのだと気付いたのです。HOME(心の安らぐ場所)を感じたのです。
更に、インドへの旅で、チャンティングという祈りの歌の輪に出会いました。その中で、バジャンという多くの賛美の歌とラーマナ・マハリシ(Ramana Maharshi)の教えに初めて触れたのです。これにより、私の根本概念が変わりました。オーストラリアに帰国して、私はケアンズの近くの熱帯地方に行き、深い自己探求を始めました。その頃は6冊もの本を同時に読む等して、理解を深める事に突き進んでいた事を覚えています。
気付けば10年もの間、一般社会から離れていました。一般社会を嫌っていた訳では在りませんが、その中では満たされなかった思いが別の道へと私を導いたのでしょう。求めているものが何なのか見つける為には、社会との繋がりをできるだけ断ち、自然の中で生きる事が必要だと思ったのです。
私はとても簡素な生活を始めました。テレビ、ラジオ、新聞、電気、電話等もありませんでした。身体の状態にとても興味を持ち、清らかな体になる事が心を清らかにする助けになると考えました。
私は「エッセネゴスペル・オブ・ピース」(エッセネとはユダヤ教のエッセネ派のこと)という本を見つけ、その信条に基づいて生活し始めました。ローフード(raw food) (生の食物)だけを食べ、1年間はフルーツタリアン(フルーツのみを食べる人)でもありました。毎日ヨガをしました。チャンティングは私が最も愛する事の一つになっていました。川で入浴し、川の水を飲み、母なる大地からいただいた食物をそこから直接いただき、私は自分がとても軽くて純粋で清らかになった事を感じました。それは実際に体験した者でないと感じる事の無い感覚でしょう。
私は、自分の心に従えば、自らの至るべき運命に、そして最高最善の役割に導かれると思ったのです。今分かる事は、心に従う事こそが最善の任務だ、という事です。オム マニ ペメ フン、、、
楽園のような生活中で気付いた事は、全ての自己や世界の苦しみはたった一つのものに繋がっているという事。それは、真の姿から離れてしまった自己が作り上げる幻想。この幻想こそ、私達を本来の自己、心、自然、そして、人同士の繋がりから引き離すものなのです。「NO SEPARATION=分離はない」という事を意識すると、私は世界中の全ての傷みに何らかの形で自分が繋がっている事に気付きました。自分や他の人々の幻想を消す為に私の人生を捧げるべきだ、と私は心から思ました。新たな情熱的な意識が私の内側で生まれ、その楽園のような生活が終わる事を悟りました。私の様に数年前まではこの意識を持っていなかった人々と一緒にこの意識を広げ、手に手を取る事を私の心は示していました。
人間の意識の根本的な変化が必要である、というメッセージがどこであろうとやって来ました。私達を救ってくれる何かや誰かを待ち望む時代はもう去ったのです。私達がみんな一緒になって動く時が来たのだと思いました。私達は、皆、同じヴィジョンを共有し、世界全体の為のイベントを企画するチームの一員なのです。
更に私達は、人間の意識の大きなパラダイムシフト(根本概念の変革)の一員でもあります。そして、「ONE=ひとつ」という意識を持って、世界に生き、世界を見ようと、自分の役割に務め、大きな変化を必要としている無数の人々がいるのです。
輪になって座り、宇宙の心のマントラを歌うチャンティングを通して、リコネクション(離れていたものが再び繋がっていく)するよう、私は心に導かれたのでした。私が向かう全ての所で祝福を受けました。チャンティングはとにかく、私の人生において最高の癒しであり、自分の軸を正し、変化を与え、光を注ぐものです。チャンティングする時はいつも、ギターやハーモニウムオルガンを弾き、笛を吹きます。
このような分かち合いが出来る事を本当に誇りに思います。チャンティングが人にどうゆう変化をもたらすのか知りたい方は、私のチャンティングに参加された方々の感想の言葉(testimonials)を読んでみてください。
私は祈りや賛美のマントラを簡素化しています。それは、人々の間の差異よりも共通性に着目した多くの人々の成長しつつある活動に、どんな人でも入り易くする為です。それはどんな信仰も問わず、私達が一つになる事だけど祈る人々の動きなのです。
「我々は天国と地獄を大地の上に創りだすが、私達は気づかなくてはならない。これ以上待たなくてよい、天国は今ここに在る、私達の心の中に」
オム シャンティ